旧 防衛省III種(一般事務・電気・機械・土木・建築)

2011年度までは、防衛省III種という、防衛省で勤務する事務職の採用試験が実施されていました。2012年度より国家一般職として一括して採用されることとなりました。
なお、防衛省III種は全国1区分で実施されていましたが、国家一般では地域別での採用となり、他の官庁と同じように国家一般の最終合格後に、官庁面接(防衛省希望者は防衛省の面接)をうけて、採用が決まっていくこととなります。
いわゆる自衛隊員ではなく、防衛省・自衛隊の事務部門の採用試験です。陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊に配属された場合は、事務的な仕事を担当する自衛官と机を並べて仕事をすることになります。もちろん仕事内容は会計や補給などの一般事務となります。防衛施設局や契約本部などに配属になった場合は、施設局自体が事務的な仕事を担当していますから、同様に一般事務ということになります。
訓練などに参加することも時折あるようで、自衛官と同じく「・・・事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に努め・・・」という内容の「服務の宣誓」も求められます。
【1−5】防衛省一般の仕事内容
一般事務 |
地方防衛局(自衛隊施設の用地確保や管理などを行う)や陸上・海上・航空の各自衛隊の部隊・補給処・学校などに配属され、総務(庶務など)・人事(給与計算など)・経理(備品の購入や出納など)を担当することになります。
なお情報本部・通信所などのように、単純事務ではなく、自衛官と分担して情報専門スタッフとして働くような部門もあります。 |
電 気 機 械 土 木 建 築 |
一般事務と同じ配属先で、それぞれの専門に関係する研究開発、艦船・航空機・電子機器の整備や部品などの補充、自衛隊施設の建設工事の計画や設計などの仕事をします。 |
防衛省III種 |
採用予定 |
受験者数 |
合格者数 |
競争率 |
一次 |
最終 |
一次 |
最終 |
一般事務 |
50 |
1,460 |
475 |
304 |
3.1 |
4.8 |
電気 |
15 |
43 |
30 |
29 |
1.4 |
1.5 |
機械 |
10 |
31 |
25 |
18 |
1.2 |
1.7 |
土木 |
5 |
18 |
10 |
7 |
1.8 |
2.6 |
建築 |
20 |
55 |
30 |
28 |
1.8 |
2.0 |
防衛省III種 |
採用予定 |
受験者数 |
合格者数 |
競争率 |
一次 |
最終 |
一次 |
最終 |
一般事務 |
50 |
1,670 |
588 |
262 |
2.8 |
6.4 |
電 気 |
20 |
54 |
25 |
18 |
2.2 |
3.0 |
機 械 |
15 |
27 |
13 |
11 |
2.1 |
2.5 |
土 木 |
10 |
54 |
15 |
5 |
3.6 |
10.8 |
建 築 |
40 |
57 |
13 |
12 |
4.4 |
4.8 |
防衛省III種 |
採用予定 |
受験者数 |
合格者数 |
競争率 |
一次 |
最終 |
一次 |
最終 |
一般事務 |
50 |
1,674 |
678 |
389 |
2.5 |
4.3 |
電 気 |
20 |
21 |
13 |
9 |
1.6 |
2.3 |
機 械 |
15 |
29 |
12 |
8 |
2.4 |
3.6 |
土 木 |
10 |
43 |
18 |
16 |
2.4 |
2.7 |
建 築 |
20 |
40 |
17 |
17 |
2.4 |
2.4 |
防衛省III種 |
採用予定 |
受験者数 |
合格者数 |
競争率 |
一次 |
最終 |
一次 |
最終 |
一般事務 |
60 |
1,270 |
791 |
419 |
1.6 |
3.0 |
電 気 |
20 |
62 |
29 |
26 |
2.1 |
2.4 |
機 械 |
15 |
35 |
16 |
12 |
2.2 |
2.9 |
土 木 |
5 |
46 |
28 |
23 |
1.6 |
2.0 |
建 築 |
15 |
41 |
17 |
17 |
2.4 |
2.4 |
防衛省は2006年まで受験者数を発表していませんでした。そのため申込競争率[申込者数÷最終合格数]を記載しています。
防衛省III種 |
採用予定 |
受験者数 |
合格者数 |
競争率 |
一次 |
最終 |
一次 |
最終 |
一般事務 |
50
※区分表示なし |
2,088 |
595 |
409 |
3.5 |
5.1 |
電 気 |
57 |
12 |
9 |
4.8 |
6.3 |
機 械 |
54 |
14 |
14 |
3.9 |
3.9 |
土 木 |
86 |
25 |
22 |
3.4 |
3.9 |
建 築 |
55 |
15 |
15 |
3.7 |
3.7 |
防衛省III種 |
採用予定 |
受験者数 |
合格者数 |
競争率 |
一次 |
最終 |
一次 |
最終 |
一般事務 |
80 |
3,816 |
255 |
146 |
15.0 |
26.1 |
電気 |
10 |
89 |
22 |
16 |
4.0 |
5.6 |
機械 |
10 |
79 |
27 |
11 |
2.9 |
7.2 |
土木 |
5 |
108 |
23 |
12 |
4.7 |
9.0 |
建築 |
15 |
68 |
26 |
24 |
2.6 |
2.8 |
- 自衛官との違いは何でしょうか。
「陸上自衛隊」「海上自衛隊」「航空自衛隊」に配属になると、いわゆる制服組(自衛官)と日常的には一緒に仕事をすることになりますが、一部を除いて「訓練」などに参加することはありません。日常の仕事は、他の省庁の一般事務とあまり変わりないと思ってよいでしょう。
ただし、法律上は防衛省と自衛隊は同一のものですので、事務職であっても自衛隊の隊員として位置づけられています。就職の際には、自衛隊法52条の「(前略)…その職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に努め、もつて国民の負託にこたえる…(攻略)」という服務の宣誓が求められます。
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